コーヒーの3原種

コーヒーの知識

コーヒーは大きく分けて アラビカロブスタリベリカの三原種に分類されますが
市場に流通しているのはアラビカとロブスタの2種類です。
どちらの品種にも一長一短あり、使う用途と目的が異なっています。

アラビカ種

アラビカ種(Coffea arabica)は、エチオピアのアビシニア高原が原産とされ、はじめは主に生薬(イスラム教徒が心身を癒す為の秘薬、礼拝時の眠気覚まし)として食されていました。
13世紀に入ると焙煎したものを飲用する習慣が生まれ、16世紀にはアラブ世界からヨーロッパへ、そして世界へと広がっていきました。


コーヒーノキの中で最も一般的な品種であり、世界中で広く栽培されています。
アラビカ種のコーヒーは、一般的に高品質で芳醇な風味が特徴です。豊かな酸味とフレーバーのバランスが良く、栽培地の環境や土壌によってさまざまな風味を持つことができます。
高地での栽培に適しており、標高の高い地域で育てられることが多いですが、乾燥や霜害、病虫害に弱く、コーヒーにとって最も恐ろしいサビ病に弱いため、各国で品種改良が盛んに行われています。
その結果、大きく分けると3原種となりますが、細かい分類では多種多様な品種が存在します。
コーヒーコンシューマーにとって、アラビカ種のコーヒーは多くの人にとって好まれる選択肢となっています。

豆知識
豆知識

紅茶王国として知られるスリランカ
かつてはコーヒー生産国として有名でしたがサビ病の蔓延により
コーヒーの木が全滅。以後は紅茶の栽培が盛んになりました。

ロブスタ種

ロブスタ種(Coffea canephoraまたはCoffea robusta)は、もう一つの一般的なコーヒーの品種です。アフリカのコンゴで発見された耐サビ病種でアラビカ種と比べると強い耐病性を持っています。
アラビカ種が熱帯にありながら比較的冷涼な高地で採れるのに対し、ロブスタ種は高温多湿地帯で生産されています。


ロブスタ種独特の香り(ロブ臭と呼ばれる異臭)をはなち、一般的に苦味が強く、またカフェイン含有量も高いです。これにより、濃厚な味わいとクリーミーなテクスチャーが特徴ですがストレートで飲むには躊躇われる代物です。
ロブスタ種のコーヒーは、安価でgあたりの抽出量が多く取れるため、インスタントコーヒー、缶コーヒー、リキッドコーヒーなどの主な原料として需要があります。

豆知識
豆知識

コーヒー豆の生産量世界第2位のベトナムは

そのほとんどがロブスタ種を栽培しています。

リベリカ種

西アフリカ リベリア原産。
低温高温、多湿乾燥といった環境にも適応する。病気には弱く、
アラビカ種と比べると味が劣ることから西アフリカの一部の地域でしか栽培されていない。
日本ではまったく流通しておらず飲むことは至難の業。

三原種の特徴

ロブスタ、リベリカに比べて非常に育てにくそうにもかかわらず、コーヒー豆の全生産量の約7割はアラビカ種です。
いかに他の種に比べアラビカの味が優れているかがわかります。また収穫までの年数が早いというのも大きな要因の一つです。

昨今では、コンビニやインスタントなどのコーヒーもロブスタ種離れが顕著で、味に優れたアラビカ種の使用を売りにしていることも多いようです。

こころ
こころ

コーヒーは商品作物!
より効率よく生産、より高く販売できるコーヒー豆が求められました。
その結果、アラビカ種とロブスタ種のいいとこどりをした品種や病気に強い品種がたくさん生まれました。

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